放射線の測定ー室内と室外との比較

 亮佑

1、研究を始めたわけ

 最近テレビや新聞で放射線が、ガン治療や胃や胸部レントゲンなどに使われていることをしりました。自然界には、どれくらいの放射線がふりそそいでいるのかを調べようと思い研究を始めました

2、研究の目的

 危険といわれる放射線が自然界にもあることを知りその量を調べることにした。また医療にも使われているが自然界の量と比べて問題ないのか調べる。

3、研究の方法と結果

 放射線測定協会から「はかるくん」を借りる。午前10時と午後4時に室内と室外で測定する。「はかるくん」は大地や身のまわりの物質からでるガンマ線と宇宙線の一部をはかる事が出来る。単位はマイクロシーベルト毎時

として測定される。これは1時間にどれくらいの放射線をうけたか表す単位である。1年間に直すには1年を8760時間として8760倍すればよいことになる。

・はかるくんの使い方

「1」電源0n/0fスイッチを押すと電源が入って表示部に待ち時間の表示が点灯し点滅しながら約35秒で消える

「2」待ち時間の表示が全部消えると数字が10秒ごとに表示される。これがここに1時間いるとうける放射線の量である

・測定した場所

屋内は、自分の家の窓側で測定

室外は、自分の家のベランダで測定

・測定した日

つくば8/4から8/7まで

福島 8/11から8/22まで

つくば8/26から8/28まで

・測定の結果

・放射線を測定したら、下の表のようになった。つくば市の室内の平均は、

0.061で室外は、0.051であった。福島市内の室内の平均は、0.039で

室外は、0.036であった。放射線は、太陽からくるのに、1番放射線が高かっ

たのは、つくば市の室内でちょと変な結果になった。

・都道府県別平均測定値の表を見て

この表を見ると西日本は、高い傾向がある。ぎゃくに東日本、北海道など北に目をむけてみると、西日本よりも低いことがわかった。やはり全国きぼでも室内のほうが室外よりも高かった。この表で、全国の地方別の平均を出してみると、室内は、北から北海道0.042マイクロシーベルト東日本0.039マイクロシーベルト関東0.042マイクロシーベルト北日本0.06.1マイクロシーベルト関西0.047マイクロシーベルト西日本0.055マイクロシーベルト四国0.050マイクロシーベルト九州0.040マイクロシーベルトだった。室外は、北から北海道0.033マイクロシーベルト東日本0.037マイクロシーベルト関東0.042マイクロシーベルト北日本0.053マイクロシーベルト関西0.037マイクロシーベルト西日本0.049マイクロシーベルト四国0.041マイクロシーベルト九州0.043マイクロシーベルトだった。そしてこの数字から日本全国の平均を出すと、室内0.048マイクロシーベルト室外0.049マイクロシーベルトだった。これらを見たら、外国のことについても調べてみたくなった

5.考えたこと

コンクリート造の家は木造の家より室内と室外の差が大きく室内が高値を示しており、建材のえいきょうが大きいことを知った。木造よりもコンクリート造の方がさえぎる力は大きいので、大地からの放射線量が多い地域はこの差は小さくなると思われる。

「これからしてみたいこと」

今回は室内、室外と建物のちがいについて調べたが他(水面上、タワー上、岩石の近くなど)の影響によるちがいについても調べたいと思いました。