11、では、教材を作ってみよう。

(1) どのような教材を作るか。

・教材を作るとき、ねらいがあるはず。それを明確にしておく。

・対象をはっきりさせ、それに対し、どのような効果を狙うか考える

・どんな素材があるか、事前にまとめておく

 ・どこでどのように、何を使って見せるか考えておく

(2) ビデオや音、写真をどう生かすか考える

・言葉だけではわからない。効果的な素材を活かすには・・。

・大きさを考えよう

・画像のデータ量を巨大にするな

(3) パワーポイントでプレゼンテーションを作成しよう。

・まず、ストーリーを考えよう

・プレゼンテにも起承転結

・持ち駒を的確に配置

・文章は控えめに

・アニメや音も控えめに

・文字の大きさは会場の大きさに合わせよう

・台本は別に作成

(4) 各グループでプレゼンテーションの練習をしてみよう。

・対面して話す

・後ろの画面を指しながら、話す

・でも正面には立たない

・レーザーポインタや指示棒等が便利

・話し掛ける対象を決めて、目を見て話す

・できたら知っている人

 ・時間があるのだったら、原稿はできるだけ見ないで、章立てを見て話すことを自分の中から生み出すと効果的

 ・時間がない場合は、はじめに書いてあることを正確に伝える。その後に、自分の一言を加える。

(5) ホームページの形で保存してみよう。

・パワーポイントはホームページの形で保存できる。

・メニューのファイルを選択すると、「WEBで保存」というのが出てくる。これを選ぶと自動的に画像データなどはそのファイルの名前がついたフォルダを作り、しまってくれる。また、そのファイルの名前がついたHTMLファイルを自動的に作ってくれる。その二つをワンセットにしておけばHTMLバージョンのパワーポイントを見ることができる。

 ・パワーポイントのアニメーション機能を生かしたいときは、「WEBで保存」を選び、さらに「発行」を選択すると「WEBオプション」が出てくる。それをクリックすると、「ブラウズ時にスライドアニメーションを表示する」という項目が出てくるので、チェックする。

 ・それだけでHTML上で動きを持ったプレゼンテを展開することができる。

(6)最後に

 ビデオの編集は十分、自動でもできる。先生方だけでやっていても作品の内容に限界がある。ぜひ、児童に技術を伝え、自作ビデオができるようにしてほしい。そこに創造のおもしろさが潜んでいる。