手軽な農業


  一つの国家で一番重要な産業は何だかわかりますか?
それは「農業」です。いくら工業製品が豊富でも、食糧がなければ国民が生きていけません。日本のように農業を粗末にしていると後で大変なことになります。アメリカはそれを知っているから(当然アメリカは農業大国です)日本に穀物、柑橘類、牛肉などの農産物を買わせているわけです。政治家は株価や景気にばかり目を向けていると、食料で他国に支配されかねません。もっともBSE問題で何人か気がついてくれるといいんだけれど・・・・。

 そこで、私たちも農業のまねごとをしてみましょう。といっても家庭菜園ですが。しかし、初めて栽培する人にとっては何をどうやっていいのかわかりません。
 でもこつはそれほど難しいものではありません。基本的に水だけあげていれば収穫できるものを選べばよいのです。そのような作物なんてあるの?といわれそうですが、それがあるんです。
 考えてみてください。その辺に生えている草は誰も肥料や農薬をあげなくても、花を咲かせ実をつけます。人類は長い歴史の中で品種改良をして、いろいろな作物を作ってきました。高品質や多収穫を目指した結果、手をかけないと収穫できなくなってしまったのです。ですから、私たち素人が簡単に栽培できるのは「原種に近い作物」なのです。とは言ってもちゃんとした野菜ですから本物です。むしろ、買ってくるものより鮮度がいいのでおいしいです。
 では実際にどのようなものが育てやすいのかというと・・・。私がやってみた中では、
1オクラ
2モロヘイヤ
3クレソン
4セリ
5ルコラ(ロケットサラダ)
などです。この中には野生に育っているものを移植して栽培したものもあります。そのほか、ハーブの類は丈夫で、ほかにもまだあるでしょう。
 ただ、土が基本ですから肥えていない土の場合は腐葉土くらいは入れてあげましょう。
 これらはプランターでも育てられるので、マンションのベランダでもOKです。